初めての現金

初ナンパの翌日、友達との待ち合わせで深夜12時ごろに広尾にいた。

ところが待ち合わせの友達から電話があり、彼女とケンカをして来られなくなったという。


最近、その友達を誘ってよく夜中まで遊んでいたので「自分のせいかもしれないなぁ」と思った。


なんとなく家に帰るのも嫌で、駅の近くのお店はみんな閉まっていたので、近くにあった電話ボックスに避難した。


そこでなんとなく携帯をいじっていたら、昨日ナンパしたコがいたのを思い出した。



「もしもし…」


すると意外な言葉が・・・。


女のコ 「どうしたの?声がすごい震えてるよ。なんかあったの?」


少しは緊張していたこともあるかもしれませんが、別に声が震えていたとは・・・


女のコ 「借金とか?」


「いや、お金は欲しいけど、貸してくれる人なんかいないよ(笑)」


女のコ「じゃあ私がどうにかしてあげる」


「???」


女のコ 「明日、学校が終わったら5時ぐらいに電話するから新宿で待ち合わせしようよ」


「うん???分かった…」



その時は何が起きたのか、まったく分からなかった。




オレ、貢がれるのか?

騙されるのか?

美人局なのか?



いろいろなことが頭の中をぐるぐる回っているような、身体が軽くなるような重くなるような、不思議な感覚がしたのを覚えている。



翌日、彼女は約束どおり、新宿駅前の広場に現れると一言。


女のコ 「いまから風俗に面接に行ってくるから待ってて!」


彼女はもうすべて決まっているという感じだった。




深夜1時を少し過ぎたころ、彼女から電話が・・・

女のコ「終わったからコマ劇場のところに来て」



女のコ 「これ、今日の分。今日は講習があったから、明日からはもっと稼げるって!出来るだけ毎日出るようにするからっ」




こんなあり得ないようなやりとりで現金4万円。


これが、人生で初めて女のコにもらった現金だった。
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